こんちゃ、今回紹介するイヤホンに合わせてブログのほう模様替えしてみました
以前のクールな雰囲気とは違い木の自然な風合いが良いかなと思ってます

さて今回紹介するイヤホンはこちら
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 WOOD FW7(HA-FW7)

JVCから新たに誕生したN-W(New-Wave)シリーズのモデルの1つになります
まず最初に言っておきたいのがこのFW7 超ゴリ推ししたくなるほど気に入ってます!

リリース情報が出た時にすぐに欲しいと思いました
その欲しいと思ったポイントが
・木の質感を活かしたカジュアルなデザイン
・まだ手持ちで使ったことのないウッドドーム振動板を搭載している 
・アルミインナーハウジング←ここ重要!
・約¥16,000という絶妙においしい価格

になります

いままでのJVCから出ているWOODイヤホンは試聴して音がとてもいいのは知っていたのですが
ハウジングの大きさ・デザインがいま一つ・似合うジャンルが限られるかもといったことなどがありなかなかWOODイヤホンを手にする機会がありませんでした
しかし今回新たに登場したFW7はカジュアルでスタイリッシュなデザインでビビッときました!
リリース情報を見ていて個人的にグッときたポイントがアルミインナーハウジングというところ
いままでのWOODイヤホンだとブラスインナーハウジングが殆どだと思うのですが
私がイヤホンのハウジングで大好物であるアルミがインナーハウジングに採用されていてかなり嬉しかったです
ブラスよりもアルミのほうがキリッとクールな音を鳴らしてくれるのでこれがウッドドーム振動板と合わさったらと思うとワクワクしました♪

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いままでのWOODイヤホンってかなり重い印象があったのですがこのFW7はとっても軽い!
本体の重さが約6gとなってます
ちなみに私が購入したモデルはブラックになります(カラバリで他にブラウンとホワイトもあります)
ブラックモデルはケーブルがダークグレーのような色合いとなっていてここがあえて黒じゃないところがオシャレだなと感じてます
ケーブルの太さがなかなか絶妙でしっかりとした太さがありつつもかなりしなやかで取り回しがとってもいいです
そしてこのケーブルただのケーブルではなくL/R独立グランドケーブルとなっています
あまり詳しくは語れないですがこのL/R独立グランドケーブルはいわゆるバランス接続と同じような高い分解能・より高い空間表現ができるものとなっていてかなり質の良いケーブルとなってます
後ほど音の感想のほうで詳しく語りますがこのケーブルの質の良さがしっかり感じられます

音漏れ遮音性に関して
音漏れの抑えはかなり良いほうだと思います
私は少し大きめの音量で聴くほうですが電車程度なら全然気になることはないかなと
遮音性はこの価格帯のイヤホンとしては標準的である程度の音量で聴いていても外の音でかき消されにくいでしょう
ただしやはり高遮音性イヤホンにはハッキリと劣りますね

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さて肝心の音の感想のほうへ
ここで注意なのがこのFW7本来の音を味わうためにエージング(鳴らし込み)が約60時間は必要です
60時間鳴らしてようやく音が安定してこうしてレビューを書けるくらいの音になりました
開封したてはとても爽やかで抜けの良い音、しかし低音がまったく出てないといった印象でした
開封したてでも中高域の質感の良さはしっかり味わえました

そして60時間鳴らしたFW7の音の印象をざっくり挙げると
・自然な温もりを感じる
・アルミインナーハウジングによる程よいキレ・クールさも伴ったクリアな音
・まさに楽器のような音
・人肌の温もりを感じられる美しいボーカル
・弦楽器の生々しさが特に素晴らしい
・とっても聴き心地が優しく楽しい!
・あらゆるジャンルを満足に楽しめる

 
正直欠点と思えるところが見つからないくらい私はとても好きな音です!
エージングで一番変わったところが温もりを感じるようになったことと豊富な低音が鳴るようになったこと
開封したては温もりというよりも爽やかさが強い印象だったのですが60時間も鳴らすと温もりのある音をハッキリと感じられるようになりました
温もりを感じつつもアルミらしい響きがうまく合わさってキレやクールさもあるという絶妙に美味しい音に
これにより私の大好きなロックを鳴らした時に温もりを伴いつつ程よくソリッド感もある音を鳴らしてくれるんです♪

ウッドドーム振動板を採用したイヤホンを初めて手持ちに迎えて聴いてみて思うのがなんてピュアな音なんだと
いろんなイヤホンを聴いてきていますがこんなにも音楽的でピュアな音を鳴らしてくれることに感動しています
モニター系の癖のない音とは違って癖のない音なのに聴いていてとても楽しい!
音に躍動感や艶感があって聴いていて楽しくて仕方ない♪
いままでのWOODイヤホンは上品な音のイメージでしたがこのFW7の音はデザイン通りカジュアルな音という表現がしっくりくるかなと
もう少し細かく音の説明を
バランスはどこかに偏ったこともなく音楽的なフラットかなと
高域はクリアでサラッとしています、決して金属的なキンキンな音は鳴らさず心地よく美しい澄んだ高域を奏でてくれます
解像度はかなり高く細やかな音の表現が素晴らしいですね、解像度が物足りなくてムズムズするといったことがなく気持ちよく音に浸れます
シンバルの音は細やかでありながらモニター系とは違い生々しい金属的な響きもきちんと表現できているのが魅力的ですね
中域では弦楽器の生々しさ・リアリティに感動しました!
エレキギターはまさにギターアンプから出た音そのもの、ビリッとした歪んだ響きはまさにリアル
アコースティックギターは弦の太さの違いがよりはっきり感じられ自然な余韻を味わえる
ヴァイオリンは中域から高域にかけての伸びがとても澄んでいて美しい
そしてボーカルですがこれまた美しくて惚れてしまいそう
ウォームというよりも温もりという言い方をしたくなりますね、わざとらしいウォーム感がなく限りなく生々しい温もりがありクリアで美しいボーカル
過剰な演出のない素直なボーカルは聴いていてとても安心できます
低音はしっかりエージングすることにより自然で滑らかで豊富な音になりました
低音に限らずですがモニター的な粒立った音ではなく楽器のような滑らかに繋がった低音を奏でてくれます
沈み込み深み表現もしっかりしています
クラシックにも打ち込み系にもしっくりくる質の高い低音です

音場や解像度は先に書いたL/R独立グランドケーブルの恩恵もあってかなり良いです
密閉型でありながら透き通るような空間を感じられ、音の分離・定位がしっかりわかる
楽器の多いバンドサウンドを鳴らしてもダマになることなく楽器1つ1つを丁寧に鳴らしてくれます

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ジャンルの相性についてですがパッケージにはPOPS・ロック・クラシック・ジャズ向きと紹介されています
私の音楽ライブラリであらゆるジャンルを聴いてみましたが打ち込み系やアニソンといった類も楽しく聴けました
ただしキラキラとした音というよりかは自然で鮮やかな音なのでよりアニソンに似合うイヤホンで聴いたほうがしっくりくるかもしれません
ただこのFW7はどんなジャンルも満遍なく楽しみたいという人にはもってこいだと思います

ちょっと話逸れるんですがJVCではスピーカーユニットにも木を使ったウッドコーンを採用しています
そのウッドコーンについて興味深い紹介がなされている動画があったので載せておきます



この2つの動画で紹介されているウッドコーンの魅力について、今回紹介したFW7にも言い当てられるように思います
まさしくリスニングサウンドの基準と言いたくなるような自然でピュアな音
だからこそ私はこのFW7の音がすっごく気に入ってるしゴリ推ししたくなるほとお勧めしたいイヤホンです
しかもそんな良い音をカジュアルでラフに使えるところもますますお勧めしたくなるポイント

FW7は本当に素晴らしいイヤホンだと思います
私が今年買ったオーディオ製品でMVPを選ぶならこのFW7が最有力候補ですね

この記事を読んで興味持たれたらぜひぜひ購入を考えてみてください
いろんなイヤホンをすでにたくさん持っている方にもお勧めです

ではでは♪